スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

8月, 2016の投稿を表示しています

FINGER GOOD WORKS ~ばらせるものはすべてばらす~

FINGER   GOOD   WORKS  ~ばらせるものはすべてばらす~ ガイドヘルプの現場から現場へバイクで移動中、風雷社中の中村さんは、気になる店を発見した。店構えのセンスの良さが半端ない。思わず、バイクを停めて店に入った。 店主みさきともゆきさんと初めて顔を合わせる。そして、迷うことなく、 「絶対何かを作ってもらう」と心に決めたという。 その店、 FINGER   GOOD   WORKS は、家具、小物の制作、リペア、加工を請け負う。 中村さんは「 Transit ☀ Yard 」の看板製作を依頼。その看板が出来あがったと聞き、作り手に会いたいと思った。 巨大台風が近づく 8 月の終わり、 FINGER   GOOD   WORKS を訪ねた。 武蔵新田駅から1分、環八沿いの小さな空間、店舗兼作業所である。 販売品のテーブルの上に、ピクチャーフレームやポストカードが並んでいる。 ここは店主、みさきともゆきさんの小さな秘密基地にも思える。 以前、みさきさんは、塗装の職人として現場で働いていた。 今の時代、格安の家具店でもそれなりのものが買える、もちろん何十万も出せば、良質の家具が手に入る。でも、そのどちらでもない、客の要望に見合った、いや、その少し先のもの、を作りたい。 そんな想いがみさきさんを独立に駆り立てたという。 2015 年に FINGER   GOOD   WORKS をオープン。 みさきさんが何よりこだわるのは「強度」。 オリジナルの作品にしても、リペアの作品にしても、「長持ちさせること」をまず優先させる。リペアの場合、手を加える程度で終わらない。 「ばらせるものはすべてばらす」 形あるものは、一度すべてばらすのだ。 ばらしてはじめて見えてくるものがあるのだという。作り手の想いや使った人の癖。 まず、それを理解する。その上で、防腐塗料をしっかりと塗り、強度にこだわり組み立てる。 「次壊れた時は捨てるとき、そんな気持ちでやります」とみさきさん。 みさきさんは、写真を撮り、歌をうたう。ブログでは世の中への想いをストレートにぶつける。硬派な文章と裏腹に、笑顔はとてもやさしい。 「私の人生も一回ばらしてほしい