風雷社中学習会 知的障害者自立生活の学習 の 報告 風雷社中では、知的障害者の自立生活をすすめていく為に、家族のみなさんと一緒に自立生活の今後について考えていく学習会を実施しました。 慣れ親しんだ地域で暮らし続ける事が障害者の権利として認められ、常時介護を必要とする重度身体障害者の自立生活は長い歴史の中で確立されてきています。 しかし、知的障害者を巡る状況としては、まだまだ未開拓な状況が続いています。 法改正が進むなか、現行制度を活用して知的障害者が住み慣れた地域で自立生活をおくることは可能となっています。 実際の事例を中心にした学習会を2016年5月6月7月の3回にわけて実施しました。 知的障害児者の家族を中心に地域の放課後デイの職員なども参加して頂けました。 この学習会では、実際の自立生活の様子や家族の思い。常時ケアを使いながら自立生活をする重度身体障害者のユーザー視点から、自立生活を支えるサービス提供者の視点からと、幾つかの思い、視点から知的障害者の自立生活についての学びを共有することができたかと考えています。 知的障害者の自立って話になると「自立する為の訓練」的な話や知的障害って機能障害の特性についての話になりがちなのですが、僕らは「環境を整備していく」って視点を大切に考えています。 環境を整備していくために必要なことは、知的障害者とそのまわりにいる様々な人たちが共通の学習体験をしていくことだと思うのです。 :主な学習内容: 実際の暮らしの様子、制度の話、なんで自立生活なのか?、自立生活の現状の課題 5月26日(木曜)10:00〜11:30 自立生活の話 げんちゃん動画と母の話と現在制度の話 実際の自立生活の様子を記録した『げんちゃんの一人暮らしログ』と家族の話。 現行制度からみる知的障害者自立生活の可能性について 話題提供者 福井恵さん・中村和利(風雷社中) ナビゲーター 田中庸介(風雷社中) 石井まゆみ(Iolite connpass) 6月23日(木曜)10:00〜11:30 自立生活の話 重度身体障害の当事者の視点から 長時...