スキップしてメイン コンテンツに移動

就活とガイドヘルパーの話

21年春入社就活、現行ルール継続 経団連に代わり:毎日新聞
政府は21日、2021年春に入社する学生の就職・採用活動について、会社説明会などを大学3年の3月、面接などの選考活動を同4年の6月に解禁する現行のルールを継続する方針を固めた。これまで採用活動の指針としてルールを示してきた経団連に代わり、政府が企業に要請する形に衣替えする。

就活したんですよ。2年ちょっと前に。

4年間大学に定期的に通って、それなりにレポートを書いて、それなりに試験を受けて、それなりにサークルで幽霊部員して、それなりに学祭に参加して、それなりに卒論書いて、それなりに就活したんです。私の時はたしか5月1日解禁だった気がします。

エントリーシートってありますよね。
志望動機とか学生時代に頑張ったこととか自分の長所短所とか書かされるやつ。

今は風雷社中のスタッフとして事務やガイドヘルパーの仕事をしていていますが、元々は福祉の仕事に就くつもりもなく、学生時代になんとなくガイドヘルパーのバイトを始めたのです。最初は月2くらい、徐々に週2日~5日とかに増えていって。

結果的に、就活にガイドヘルパーの経験が役に立った話です。

ガイドヘルパーって利用者さんと支援者が1対1でお出掛けをする仕事です。
特にお休みの日のお出掛けの支援は”楽しい”が目的だったりするので、こっちも楽しかったりします。
ただ、1人で外出をすることが難しい人と楽しい時間を過ごすためには、色々考えたり、ちょっと失敗をしたり、上手くいって嬉しかったり、色んなことが起こります。
利用者さん一人ひとりが違うので、その方に合わせた対応を先輩ヘルパーに教えてもらったり、他のヘルパーに相談したり、後輩ヘルパーに教えたり。
ある意味、お店や工場でのアルバイトより主体性は打ち出しやすいのです。

学生でガイドヘルパーをしている人はまだ少なかったりするので、面接の話のネタとしては目新しい感じで聞いてもらえました。
本当に肌で感じたことなので、自分も喋りやすいし。

あと、就活中にもガイドヘルパーのアルバイトを続けていたんですが、気分転換になりました。
初対面の面接官に「人生で挫折した経験は?」と問われて内心(何故キミに話さねばならんのだ)と思ったり、理由も分からず不採用で祈られたり、次の面接に進んだと思ったら説明会で聞いた仕事内容と変わっていたり。そんな時間ばかりが流れると荒むなと思いました。

そんな合間にガイドヘルパーとして小学生とお喋りしながら流行ってるゲームを教えてもらったり、高校生と土手をジョギングしたり、同世代とジャニーズ話をしたり。なんか普通の時間が流れているのが良い気分転換になります。

アルバイト先で働いているってことは、結局就活失敗で何の役に立ってないじゃないかと思ってるあなた。

実は内定はもらっていましたよ。一般企業の事務職とか、いくつかで。

そんな就活を経ての、今です。
それなりにキューバに卒業旅行に行ったときの写真

このブログの人気の投稿

黒青or白金

庭野っす。 最近SNSで青黒or白金のドレスがどちらの色に見えるか話題でんす。 事務所メンバーで見合ったところ 3人青黒 2人白金 という結果でした。 試しにプリントアウトしたところ、事務方のNさんはそれでも白金ということでしたが、中村さんはプリントアウトした写真を見たら、白金だったのが青黒になるという、不思議なことでした。 調べるには問題の写真は色覚のボーダーのところを突く色合いのようで、人によってはホントどちらにでも見えてしまうとか。 ちなみに庭野は青黒なんですが、一瞬だけ白金に見えて以降は青黒というわけです。 あなたは何色に見えますか????

めちゃ必須!な朝の通所・通学支援

風雷社中、支援事業 風:fuuでは2022年11月現在、平日朝の通所通学支援を 平均14-15件 対応しています。 ふと数えてみて「こんな件数やっているのか!」とビビってしまいました。 生活に必需であり、家族の代わりに担う(むしろヘルパーが担うべき)という非常に重要性が高い支援なのですが如何せん ●とにかく開始時間が早い(通学・出勤する人が自宅出発する時間に合わせて訪問するので必然的に早くなる) ●おおよそ同じような時間に支援がある→同時多発なのでとにかくヘルパー数が必要 ●比較的短時間なので担当する人材が見つかりにくい ●ヘルパーが寝坊したらどうにもならない ●夜遅くまで酒飲んでいられない ●夜遅くまでゲームしていられない これらの問題にぶち当たり、大抵のこういった早朝支援を受けられないのが事業所の実情ではありそうです。 そういったところ支援事業 風:fuuでは 「どうやったらこの生活を支える支援をできる限り受けられるか?」 「そもそも学校に行けない、職場に行けないということは問題では?」 これらの問題を打開するための戦略と体制を色々と練っております。 こっそりとどうやったらこの件数受けられるのかお教えします。 続きは資料請求にもしません。 1.定年退職したシニアヘルパーの雇用推進      実は法人のミッションとしても掲げているのですが、現在かなりのシニアヘルパーさんたちに現場を支えてもらっています。     定年まで働き続けた方々はとにかく仕事をばっちりこなす!     そして偏見でなく早起きで朝に強い! 2.ダブルワーカーの雇用推進     朝の短時間支援後に本業に出勤、複数の事業所をかけもちしているようなヘルパーさんの雇用を推進しています。     例えると スーパーの朝の品出しのようなイメージで、もう少し仕事が欲しいという方だったり、短時間でも数が多ければヘルパーさんの仕事としても成り立つのです。 3.そもそも障害福祉に関係なかった人達の雇用推進     これも法人ミッションでもある「支援の一般化」     地域の人たちが支えることでヘルパーの母数をとにかく増やすこと。     現在も自社...

『風雷社中ヘルパーにインタビューしてみた ~小池さん~』

  『風雷社中ヘルパーにインタビューしてみた』 風雷社中のガイドヘルパーの小池拓さんに 日々の支援ことなど伺ってみました。 ▶普段はなにをしているのですか? 庭野:改めてですが、小池さんって普段どんな仕事しているのでしたっけ? 小池:平日は映像関係の会社で働いています。 庭野:仕事以外のことはどんなことしていますか? 小池:空いている時間は山に入り、野草やきのこ、木の実採って食べたりしてみます。他には絵を描いたり、ぼーっとしたりしています。 庭野:サバイバーですね!あ、 「ガイドヘルパーから始めよう」の漫画 も描いてくれていましたね。 小池:そうなんです、もう4年前になるんですねぇ *「ガイドヘルパーから始めよう」キャンペーンにて、ガイドヘルパーの漫画を描いていた”こいけひろむ”さんでした ▶なぜガイドヘルパーになったのか? 庭野:ガイドヘルパーの仕事を知ったキッカケはなんでしたか? 小池:知り合いづてで縁があり、ガイドヘルパーという仕事があることを紹介されたのがキッカケです。あまり体験したことのない仕事でもあったので。仕事として内勤は向いていないから、なにやら外出する仕事、ということを聞いて興味を持ちました。 庭野:本当に口コミで広がっていくということに感謝です。。。 ▶ガイドヘルパーを始めてどのくらいですか?仕事のペースは? 庭野:ガイドヘルパー始めてどのくらい経ちましたか? 小池:もう、5年ほどやってますねー 庭野:仕事のペースはどのくらいでやっていますか? 小池:週一、土曜に働いています。主に外出の支援です。 庭野:そんなに経つのですね。風雷は週1・月1からでもOK、と謳っていますが、週末の外出ダブルワーカーの方が結構いますね。 ▶現在担当している仕事の内容は? 庭野:小池さんが担当している外出はどんな内容でしょうか。 小池:散歩がてら目的地に行き、一緒にご飯を食べたり、プールに行ったり。時には映画を観に行ったりしています。 庭野:ご飯行けるのはこちらも楽しみですよね。今日もとんかつ食べられたし。 小池:今日は食べに行く支援と分かっていたのですが、手前でちょろっと食べちゃって今めちゃくちゃ腹いっぱいです笑 庭野:牛丼食べてから唐揚げ定食は強烈ですね笑 *本日2人とも一緒の支援現場でとんかつ屋で食事してきました ▶ガイドヘルパーをやってみての感想 庭野...