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『風雷社中ヘルパーにインタビューしてみた ~田中ひさ子さん~』

なかなか第2弾が遅れてしまいましたが

風雷社中のガイドヘルパーの田中ひさ子さんに日々の支援について伺ってみました。




▶普段はなにをしているのですか?


ひさ子:以前はフルタイムでカメラの修理会社に勤めていました。現在は実家で親の面倒を見ています。


庭野:カメラだったり写真だったり好きなのですか?


ひさ子:元々カメラマンでした。旅行や雑誌などの写真を撮っていました。


庭野:そうなんですね、初めて聞きました!


ひさ子:デザインの勉強もして初期のマックやアドビソフトなど使っていたり。特にフィルムのアナログからデジタル素材に変わった激震の時期が30歳ぐらいかなぁ。



▶なぜガイドヘルパーになったのか?


ひさ子:結婚してからお金よりも仕事の内容を選んでいきたい!と思っていたところ、行きつけのお店で風雷社中のチラシを見つけたり、友人も既にガイドヘルパーやっていたため、興味をもったのがキッカケだったと思います。「油揚げ」ってお店知っていますか?


庭野:昔行ったことあります、担々麺とソイミートの唐揚げとか。


ひさ子:今結構ソイミート流行っているけど、かなり早くからやってましたね。


ひさ子:あと、父親が介護保険を利用するようになって、介護士と話すようになりました。自分の老後のことが気になり「おひとりさまの老後」を読みました。そこから福祉に関して知りたいと思い始めました。『誰でも歳を取れば障害者になる』ということに気が付きました。



▶ガイドヘルパーを始めてどのくらいですか?仕事のペースは?


ひさ子:多分5年くらいですね、週1日金曜日のみ働いてます


庭野:長く続けられる秘訣はなんでしょうか?


ひさ子:週に1日くらいなので、細く長く、という感じでやっています。身体が動くうちはずっとやっていきたいと思っています。もう少し増やしていきたいとも思います。



▶現在担当している仕事の内容は?


ひさ子:60代のおばあさんの作業所から寮への送迎支援と、14歳女性の散歩支援を担当しています。おばあさんはおしゃべり好きなので、喋りながら楽しく移動しています。


庭野:散歩はどこに行ったりしていますか?


ひさ子:蒲田駅まで散歩してなにか1つスイーツを買って帰ります。



 ▶ガイドヘルパーをやってみての感想


ひさ子:私が担当している利用者さんは軽度な方ではあると思いますが、楽しくやらせてもらっています。あと、とても勉強になります。利用者さんと一緒に外に出ることで同じ立ち位置で社会に出られることや、先程の父親の介護のことに関連しますが、もし自分が障害者になったら、ということを今まではイメージができなかったのが、今は想像できるようになれました


庭野:休日の外出とかやってみてはどうですか?


ひさ子:同行で何度か行ってみて楽しかったので、またやってみたいと思います。休日のガイドヘルパーはこの仕事の醍醐味だと思っています!



▶良かったこと、面白かったこと


ひさ子:Kさん(利用者さん)と知り合いになれたのが良かったです。福祉の仕事をしている人たちと一緒に働けて良かった。福祉は競争社会ではないので自分のことを大切にしつつもちゃんとお金を稼げる仕事を見つけられたことですね。でも大変な仕事でもあると思います。


庭野:大変な仕事というイメージはどんなところでしょうか?


ひさ子:対人という仕事なので生なましいと思います。キレイゴトでは済まされない仕事だと思っていたので。。。


庭野:ある一定時期から結構自然にやれるようになりますね。障害があるないとか最早関係なくなってきたりしてます。



▶難しいと感じたこと


ひさ子:今のところは特にないかなー、というところです。



▶これからの目標


ひさ子:チラシなどビジュアル面に自分も力になりたいと思っているんです!経験もあるので広報とかやれることがあれば言ってください!ヘルパーかじったくらいで偉そうにできないので、今よりもこの仕事を深く知っていきたいと思います。


庭野:ぜひぜひよろしくお願いします!


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